リスク許容度を知る3つのステップ

元本補償が好きな人、ハイリスクハイリターンが好きな人、色々なリスクに対する向き合い方がありますが、あなたにとってはどうですか?3つのステップで自分のリスク許容度を知っておきましょう Contents リスク選好度ってなに?ファイナンシャルアドバイザーがあなたのリスク選好度をどのように評価するかリスク許容度の見極め方ステップ1- 失うものを知るステップ2 – 目標と時期を考えるステップ3 – 自分のリスクに対する姿勢を理解する次のステップは?リスク選好度ってなに? 貯蓄や投資には、例えば様々なリスクが伴います。 国や企業が破綻するリスク(デフォルトリスク)。 あなたのお金が物価上昇に追いつかないリスク(インフレリスク) 株価が上がったり下がったりすることで発生するリスク(ボラティリティーリスク)。 他の場所でもっと良いリターンを得られたかもしれないというリスク(金利リスク)。 重要なのは、これらの異なるリスクの間のバランスを取ることです。さて、あなたにとって良いバランスとはなんでしょう?? リスクへのあなたの個人的な考え方 あなたの投資目標、期間、リターンの必要性 あなたの個人的な事情-どれだけ損をしてもいいのか これらを合わせて、「リスク選好度」と言われています。これら3つの要素のうち、損失の許容量と投資目標が最も重要です。 リスクに対する個人的な態度は測定が難しく、変化しやすいものであり、快適に感じていたことが次の日にものすごく不快になる可能性だってあります。 ファイナンシャルアドバイザーがあなたのリスク選好度をどのように評価するか ファイナンシャル・アドバイザーの中には、リスク許容度を測定するためのアンケートを使う人もいますが、私の場合大体のアドバイザーが「元本補償」を前提で話してきました。しっかりと自分のリスク選好度がわかっていると、アドバイザーに求める提案も具体的になるので、自分に合った提案に巡り会える確率が高くなりますよ! リスク許容度の見極め方 以下の手順を使って、リスク選好度を把握しましょう。 ステップ1- 失うものを知る あなたが投資に入れているお金の一部または全部を失ったらどうなるか自問自答してみましょう。 これは、あなたの状況と投資しているお金の量によって異なります。 あなたの扶養に入っている人や、あなたが確実に満たさなければならないその他の重要な金銭的に必要な条件を考えましょう。 ステップ2 #8211; 目標と時期を考える あなたの貯蓄と投資の組み合わせに関する選択は、あなたの目標と時間軸に依存します。 投資したい資産や収入に関連して目標が大きければ大きいほど、インフレに勝って目標を達成するための収益率が大きくなります。 ボラティリティ・リスク(変動リスク)を全く取らない場合は、そもそも資産を増やすという目標達成が不可能になる場合がありますし、逆に過度のリスクを取ると投資した資金自体を失う可能性があります。 車や家の預金など、5年未満の短期的な目標は、利回りなどは安定しない可能性があるので現金で貯めるのがベストです。もし短期で損失が出ると、リカバリが難しいですし。。 すぐに利用できる資金が必要なときに、「今換金すると損しちゃう!」なんて為替や景気などに左右される金融市場の状況を心配したくはないですよね? でも一方で、現金貯金は物価上昇に追いつかないリスクがあります(インフレリスクって呼ばれています)。 長期的な目標の達成のためには、株式のようなインフレに負けないリターンが期待できる可能性の高い投資をするのが一般的ですが、短期的にはリスクもあるため資産が減る可能性もあります。 とはいえ、高いリターンを得るために、長期投資で株や投資信託などのボラティリティ・リスク(変動リスク)のある商品を選ぶことは、長期的には世界は成長するという視点から、理にかなっています。 とはいえ、長期的な目標もゴールのタイミングが近づいてくると、リスクの取り方を変える必要が出てきます。 例えば、目標とする日の数年前からボラティリティの低い資産への資産の移動を含めた変更をして利益を「確定」しつつ、急な市場の下落などの不測の事態から投資した資産を守る方法を考える必要があります。 この辺りの調整は、始めたばかりの人にとってはやっぱり難しいし、色々な投資商品の特徴をしておけば、それだけリスクを抑える組み合わせもたくさん選択肢があると思います。日頃から相談できるプロを味方にして置くのが良いと思いますよ ステップ3 #8211; 自分のリスクに対する姿勢を理解する リスクに対する態度は人それぞれ異なる主観的なもので、直近の出来事や経験に影響される可能性があります。(直近に起きた巨額詐欺事件や、暗号通貨の価格急騰など。) 株式市場が上昇しているときには、市場のリスクが気にならなくても、下落しているときには細かいところが気になるものなんです。付き合いたてはなんでも許せるけど、だんだん細かいところが気になる…的な感じですね。 逆に、これまで慎重に行ってきた長期投資が、予想してたリターンから不足したパフォーマンスだった場合、後悔するかもしれません。例えば、ずっと1,000万円を銀行に貯金していても、今の利率だと30年後でも利息が3,000円にもなりませんよね。※2021年1月17日現在、UFJ銀行の普通利息、年利0.001%です。 さまざまな投資にお金を分散させることで、あなたの許容できるリスクに合わせて資産を育てることができます。 次のステップは? リスク回避の知識をフル活用して、投資計画を立てたり、見直したりしましょう。 自分の許容できるリスクをしっかりと認識すると、それに見合ったリターンも選ぶことができるので、めんどくさいですけどちゃんと整理しましょうね!