生命保険は、生命保険会社から購入する投資商品です。
え?生命保険って…投資なの?!?!
はい、投資なんです!!
本日の記事のポイントはこちら!
積立型の生命保険はぼったくりファンドと一緒!??
生命保険で得た利益にも税金がかかります!
死亡しないでも資産を増やせる
「掛け捨て保険」+「自分で投資」がオススメ
「積立生命保険入ってます!」って人、多いですよね?
我が家も過去に入ってました(今はもう入ってません)
復習もかねて、積立生命保険って何?というのをチェックしましょう。
積立生命保険で貯蓄ってどう??
書き方難しいんですが、、、
「生命保険で貯蓄する」という考え方があります。
目的と手段がずれてしまっているんですが、
それに気付いていない方、多いです。
生命保険を使った貯蓄をする方は、こんな傾向があります。
- 特定のイベントや目標のために、通常は少なくとも10年間、
長期的に貯蓄したい - とにかく「元本割れ」という言葉が大嫌い。
- 運用期間終了時に、貯金よりだいぶ得をすると説明を受けた
あぁ、まさに私…これが全部当てはまって積立してました。
これらに、特に嘘はありません。
「普通預金と比べた場合」はメリットがあるかもしれません。
が、、、
実はこの選択をしている人は、
「他の投資商品」と比べたことがない方がほとんどです。
積立生命保険の使い方は?
積立生命保険の使い方は、
以下のような目的で、生命保険に加入している人が多いです。
- いざというときにお金がでる安心感を得るための利用
- 特定の貯蓄目標に対しての利用(学資保険という名前に変わったり)
- 投資としての利用(最近は投資という目的を明確に提示してる商品も)
また、加入した理由の中には、こんな声も聞こえてきました
- 希望にあった生命保険だった
- 営業職員や代理店の人が親身になって相談に乗ってくれたから
- 営業職員や代理店の人が知り合いだったので
これ、結構衝撃的じゃないですか?
生命保険の掛け金は2017年時点で平均2,423万円もかかっています。
毎月数万円の支出をするための理由が、
「親身だったから」や「知り合いだったから」と言った
背景からの加入だったようです。
どのような仕組みになっているの?
- 毎月または毎年、定額でお金を入れます(銀行引き落としなど)
- 毎月の支払いの一部は、生命保険の購入に使用されます。
どのくらいの金額が支払われるかは、年齢、性別、
およびどのくらいの契約期間あるかによって異なります。 - 支払いの残りの部分は、生命保険会社から投資に回されます。
契約の終了時に受け取る一時金の額は、これらの投資の実績に
左右されることが多いです。
資金の運用方法
あなたのお金は、公社債のほか、株や外国証券等で運用されています。
参考:日本生命の資産運用について
あなたの貯蓄が他の保険加入者のお金と一緒にプールされて、
保険会社によって様々な投資の範囲で投資されるということです。
- 公社債
- 株式
- 外国証券
- 貸付金
運用資産は、保険会社の事業を運営するためのコストが先に支払われて、
その後、残っているもの(利益)が、生命保険加入者へ割り振られます。
必ず、保険会社のコストが先に引かれるので、
一般的には自分で同じ運用をするよりも不利です。
また、ユニットリンク型の保険(投資型)を選択することもできます。
ユニットリンク型の保険とは…
保険商品で設定された、選択可能な投資ファンドから選ぶことによって、
投資したい先を自分で決定することができるものです。
これ、最近人気らしく、投資してみたいという思いを伝えると
必ず出てくる商品です!我が家も何度か提案されました。
これらは、生命保険会社が運営するファンドであったり、
別の会社が運営する投資信託だったりします。
通常、自分で証券口座で運用する場合に投資先を切り替える場合は、
一旦現金化したうえで新しいファンドの購入をするのですが、
生命保険では、保険契約を現金化することなく、
異なるファンドに切り替えることができるものもあります。
最初の1~2回の切り替えは無料の場合が多いですが、
それ以上の頻度で切り替える場合は手数料がかかる場合があります。
うーーーん複雑ですね。
複雑だからこそなんとなくのお得感で入る人、多いみたいです。
リスクとリターン
積立生命保険は、契約が期間の最後まで続くことを条件に、
返戻金もしくは死亡時にお金を支払うことを保証してくれます。
積立生命保険では、積立期間が満期を迎えると、
支払い金額の100%を超えるように設計されています。
けれども、満期の前に解約する場合、「返戻率」というものが適用されて、
結構な金額が減った状態で払い戻されます。
また、先ほど出てきた「投資型」と呼ばれる積立生命保険の商品では、
投資成績を反映した返金になるため、
選んだ投資ファンドの成績に左右されるんです。
もし、積立生命保険だけで運用をするのであれば、
ファンドの組み合わせは重要ですので、
ポートフォリオ(投資の組み合わせ)をじっくり検討してくださいね。
払い込んだお金はいつ使えるの?
支払ったお金は、満期になるまで簡単に引き出すことはできません…
保険契約を早期に終了したい場合は、おそらく高額な手数料や、
厳しい返戻率を支払わなければならないでしょう。
そんな不利な状況にありつつも、2015年からの3年で、
解約・失効の経験率は9.2%(前回11.2%)に上ります。
10人に1人程度やめているんですね。
https://www.jili.or.jp/press/2018/pdf/h30_zenkoku.pdf
我が家もそのひとり…
継続できないなどの理由も、もちろんあると思いますが、
自分で投資がしやすくなった近年は、
資産を増やすという目的のために、
生命保険会社を経由する理由がなくなってきているのかもしれません。
料金ってどうなの?
積立生命保険は、決してお客様にやさしい商品とは言えません…
- 定期的な払い込みのたびに事務手数料が差し引かれることがあります。
運用がうまくいってボーナスが計算される前に、
様々な費用や手数料が投資ファンドから差し引かれます。 - ボーナスに掛かる手数料については、
目論見書という形で契約書に小さい字で書いてあると思います。
投資信託型等の場合、自分で投資する場合とは異なり、
高い信託報酬や口座維持費等の手数料がかかることがあります。
また、満期時の払い戻し費用についても、
しっかり理解しておくことが重要です。
積立生命保険は基本的には長期的な投資であり、
途中解約すると、手数料や違約金を支払う場合があります。
安心、安全ですか?
保険会社が破綻したとしても、「生命保険契約者保護機構」という
保険機構等があるため、あなたの資産を守るような仕組みがあります。
ですが、投資信託型の商品などでは、投資の結果、
価値が下がったからといって元本の補償を請求することはできません。
聞き慣れない言葉ですが、保険会社の安全性をみる数値もあります。
ソルベンシーマージン比率です。
相談相手や保険会社の方に聞いてみても良いと思います。
知ってるな!??と思わせることができますよ笑
保険機構の保証範囲と自己責任の範囲については、
しっかり理解しておきましょう。
税金について、知っていますか?
生命保険の受け取りには、いくつかパターンがあるの、ご存知ですか?
保険の被保険者が死亡した場合の受け取る場合や、
契約満期で利益を受け取る場合、また契約者≠被保険者≠受取人の場合など
3つのパターンでそれぞれ課税金額が異なります。
また、日本の積立生命保険をする場合には、
払い込み時に税金の免除があります。
満期で解約が、おそらく貯蓄での資産形成をする場合に
もっともイメージに近い解約方法になると思いますが、
その場合、解約時に元本よりも増えた金額(利益)から
特別控除の50万円を引き、残った利益の50%に対して、
所得税として税金が掛かります。
株や投資信託を運用した場合よりも払い戻し時の税制優遇はありますが、
そもそも割高な手数料がかかるため、しっかり見極めて選びましょう。
生命保険の入り方
FPや保険の窓口、または保険会社から直接生命保険を買えます。
生命保険に加入する前に、その製品の説明資料として、
目論見書を見てみる必要があります。
これがまた、慣れないと眠くな・・・
内容が難しすぎたり、自分の目的に合った商品が何かわからない場合には、
どこかの生命保険をぐいぐい進めてくるようなFPさんではなく、
独立したアドバイザーの方からアドバイスを受けてみてください。