老後2,000万円問題が取り沙汰されたのもだいぶ前になっちゃいました。
コロナの影響もあって金融関係も大きく影響を受けていますが、
最近よく耳にする「インフレリスク」について触れたいと思います。
ダメ出しからはじまりました。。。
さて、この人は何を言っているんだろう。。。と思ったけどひとまず調べてみた。
すると、私のタンス預金に危険が忍び寄っていることが判明!!皆さんにも共有しますね
インフレってなんだっけ
インフレーション(英語: inflation)とは、経済学においてモノやサービスの全体の価格レベル、すなわち物価が、ある期間において持続的に上昇する経済現象である。日本語の略称はインフレ。日本語では通貨膨張(つうかぼうちょう)とも訳す。
簡単にいうと、ものの値段が上がるっていうこと。
ジュースが昔は100円で買えていたのにいつの間にか160円とかになっていませんか?
ものの値段が上がるということは、1円の価値が下がるのと同じことなので、
インフレの間放っておくと、いつのまにお金が実質減っているということに。。
海外ではジンバブエでハイパーインフレが起きて、2009年に年率6.5×10108 %なんて、とんでもない状況になる国もあったそうです。
インフレ率 2.0%!??
「FRBが一時的にインフレ率2.0%を容認」っていうニュースが流れましたが
これ実は結構大変なことなんです。
コロナの影響もあって、世界的にお金を大量に政府が流した結果、お金の価値が過去と比べて低くなる懸念が広がっています。
インフレ率2.0%の状況が10年続くと22%もお金の価値が減ってしまう計算です。
ちなみに、1980年からの約40年間は、148.1%もインフレが進んだようで、
昔100円のお菓子は、今は150円くらいになってる。ちょっと実感ありますね。
日本の消費者物価指数と初任給の関係
青は消費者物価指数、赤は初任給の推移を2005年を100とした指数をグラフにしたものです。
総務省統計局:https://www.stat.go.jp/data/cpi/historic.html#zenkoku
独立行政法人 労働政策研究・研修機構https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0404.html
急な比較ですが、、物価が上がるっていうのは給料にも影響があったのかな?と調べてみました。
私の父の口癖、「昔は1ヶ月3万円で暮らしてたんだぞ!」という謎なマウント。
本当に?と思っていたけど実は物価がそれ相応に低かったというのが実際のところみたいですね。
考えてみると、この頃、お金をしっかり貯めよう!と思ってタンスに毎月数千円(給料の10〜20%)を、必死の思いでためていた人たちのお金は、今になったらどうでしょう。
もちろん貯蓄や資産運用にお金を回すことはとても大切だけど、インフレが進む可能性がある今、タンス預金はだめ!と言われた理由がなんとなくわかってきました。
インフレに備えるにはどうすれば良いの??
そのまま現金で置いておくとどんどん価値が目減りしていくとしたら、
どうやって資産を守っていけばいいの??
ということで、インフレに強い資産をまとめてみました
株、投資信託
現金を株や投資信託(たくさんの株の詰合せパック)に変えておくのはおすすめです。
インフレに合わせて株価(企業の価値)も連動して上昇すると、資産自体が成長する可能性があります。
少数の株を買うだけだとインフレの悪影響を受ける業種(セクター)に気づかずに集中してしまう可能性もあるので、初心者は投資信託がリスク分散ができて良いと思います。
金
金は、世界中での供給量が限られているため、通貨のように無尽蔵に印刷すればOK!というものとは異なります。欲しい人(需要)がいれば、金の価格は上がって(高くなって)行きます。
直近でも「金価格はいったいどこまで上昇するのか?」など、インフレリスクをヘッジするために金への投資がさらに活性化する可能性があります。
本当の金を買う他、金の価格に連動する投資信託や、金価格と同じ動きをする暗号通貨もあったりと、金を買ってみる方法はたくさんありますよ。
暗号通貨
ビットコインを代表する胡散臭いと思われがちな暗号通貨。
実は各国の中央銀行の政策の影響を直接受けないので、インフレヘッジになるという見方もあります。
金の価格と相関性があったりと、新しい資産の保存の仕方の一つとして、考えてみても良い時期になってきたと思います。
BITCOINのほか、Ethereum、金と連動するPAX Gold、米ドルと連動するUSD Coinなど新たな選択肢が広がっています。
ご自身のポートフォリオの一つとして考えてはいかがでしょう。
インフレに備えた投資の始め方
インフレ対策を進めるために、おすすめはこちら
株、投資信託の始め方
間違っても銀行などの窓口での申し込みはおすすめしません。
投資意欲があって知識がない我々は、金融業界の方からすればカモ。
ネットで手数料を抑えた投資ができるので、まずはそちらで始めることをおすすめします。
楽天証券 SBI証券 SBIネオモバイル証券
暗号通貨の始め方
聞いただけで胡散臭い、なんて思う方も多い暗号通貨。始めた後も敷居は高いかも。
でもその分初心者が入って来れるようになったら劇的に価値が上昇するかも。
bitflyer、coincheckなどの暗号通貨取引所のほか、
RevolutやSwissborgなど新しいサービスも続々出てきています。
使い方は別の記事でご紹介します。
まとめ
実は損をするタンス預金。
一見とてもハードルが高いように感じる「株」「金」「暗号通貨」も始めてしまえば簡単でした。
ぜひ、皆さんのポートフォリオを考える上でもご参考になれば。