一気に資産を増やしたい!
長期積立分散と言われてもやっぱりこの思いは強い!
そんな誘惑に駆られてしまうハイリスク投資ですが、
始める前に知っておきたいことをまとめてみました!
聞いたことない投資だな、と思っても、
いつ自分の資産に関係してくるかわからないハイリスク投資。
世の中にはたくさんの誘惑があることを知って欲しいです。
最も一般的なハイリスク投資
リスクが高いと考えられる投資商品はたくさんあります。
この記事では、最も注意が必要なものを取り上げています。
ハイイールド債
格付けの低い(BB-以下など)の会社が発行する社債は、
高利率の債券になることが多く、そういった社債に投資すると、
一定期間の投資によって高利率のリターンを受け取ることができます。
初期投資した資産は、満期のタイミングでお金が戻ってきます。
ハイイールド債の発行主体は、小規模企業、新興企業、
または機関投資家からの資金調達が困難な企業によって発行されています。
つまり…利息の支払いが遅れるリスクが高く、
会社が倒産した場合には初期に投資した金額が戻ってこない可能性もあり、
リスクの高い投資であることを意味しています。
投資は一定期間固定されるため、
急に必要となる可能性があるお金での投資はお勧めできません。
ハイリスクの商品へ投資を検討する前に、
覚えておいた方が良いことはたくさんあります。
- 社債の利率が高ければ高いほど、リスクも高くなります。
- 余裕資金の範囲で投資する必要があります。
- あなた自身が投資しているものを完全に理解している必要があります。
デリバティブ商品など
デリバティブとは「派生的な」「派生語」といった意味合いであり、
金融業界で言うと、「株式会社、債権、外国為替など、
もとになる金融商品から枝分かれした新型の金融商品のことをさします。
デリバティブ商品は、通常の株や債権の扱いとは違って、
その商品が将来どうなるか?という視点で活用すると、
自分の持っているリスクを抑えることなど、様々なメリットがあります。
けれども、理解するのが難しいことは否めません。
デリバティブ商品に没頭し、会社が潰れてしまった事件などもあり、
しっかり準備して、自分の考えを持って進めてみましょう!
デリバティブ商品の例は次のとおりです。
- 株式オプション
- 商品先物
- 金利オプション
- 株式スワップ
デリバティブ商品をうまく取り扱うことができれば、
しっかりとリスクを低減させて資産を増やすことができるかもしれません。
適当な勘や雰囲気で判断するのではなくて、自分のポートフォリオが
抱えているリスクを理解した上で活用しましょう。
- 投資のリターンを計算するのが難しいものものありますので
しっかり中身を理解してから始めましょう - 金融商品には色々なバリエーションがあります。
自分の資産以上のマイナスになる可能性がある商品もあるので
しっかりリスク管理をしましょう。
ベンチャーキャピタル投資
- ベンチャー・キャピタル投資は、
公認の証券取引所で売買されていない、小規模で新しく成長している
企業に投資する会社です。 - ベンチャー投資は、エンジェル税制という特別な優遇制度があり、
投資家が出資しやすい環境に整備されています。 - 企業がIPOやM&Aなどにより大きなキャピタルゲインをえる可能性も
ありますが、逆に小規模の事業会社のため、そのまま解散などの結末を
迎える場合、投資に対するリスクもとても大きいです。 - 長期(最低でも5年)に渡ってベンチャー投資を続けられる資産として
計画している場合にのみ、ベンチャーキャピタルに投資しましょう。
リスクとメリットを理解した上で投資するようにしましょう。
エンジェル税制のご案内(経済産業省)
スプレッドベット
- スプレッドベッティングは、投資というよりも賭けに近いものです。
バイナリーオプションという商品もその一つで、
株や為替などが上がるか下がるかを賭けます。
それが変化すればするほど、勝敗は大きく左右されます - 類似した商品としてFXがありますが、
スプレッドベットはあくまでも
上がるか下がるかだけに着目した商品です。 - スプレッドベットをするためには、特定の口座に最低金額のお金を
持っている必要があります。
あなたの予想と違った場合は、証拠金取引などをしている場合、
元本以上のマイナスが発生する場合もあります。
差金決済取引(FXもこれ)
- 差金決済取引は、スプレッドベッティングに似ています。
特定の資産の価値が上がるか下がるかを予測します。
差金決済取引では、上げ下げだけでなく、値動き幅が重要になります。 - 差金決済取引は、あなたとブローカーの間の取引です。
ユーザーは、ドル/円などの、とある資産の初期の金額と、
決済時の金額の差額を元に取引することとなります。 - スプレッドベッティングと同様に、初期投資額よりも
多くの損失を被る可能性があります。 - 差金決済取引も資産への影響がとても大きい取引になる可能性も
あるためしっかり理解した上で判断しましょう
規制外の集団投資
- 投資信託をはじめとしたほとんどの不特定多数を集めた投資は、
金融庁などによって規制されています。
だけど、暗号通貨のIPOや、個人間での勧誘による投資話など、
規制の対象にもならないような集団投資もあります。 - これらの主催者は、普通の投資に利用できない資産に投資するため、
集団投資は、他の一般的な金融商品や
ファンドよりもリスクが高く、危険である可能性があります。
あなたのお金の一部またはすべてを失う可能性があります。 - これらの集団投資は、規制された集団投資があることを
投資および借入制限の対象ではありません。
暗号通貨のIPOなどは、スキャムと呼ばれ、投資家からの出資を
持ち逃げするなど詐欺的なスキームが数多くありました。 - 基本的には投資とは言い難い物です。投資の中でもリスクの高い物
ですから、余裕資産かつ自己責任の範囲であることを
確認しなければいけません。
自分の身を守る方法
- あなたがどんな投資をしようとしているのか、
特にリスクと費用を理解しているかどうかを自問自答しましょう。
曖昧な部分や、「信じる」という言葉が出てきた場合は危険です。 - 最初に目にした商品や、見知らぬ会社からの突然の連絡を
鵜呑みにしないようにしましょう。
常に他の投資商品と比較して、信頼に足るものかを確認しましょう。 - 入手した書類を読み、自分がリスクを理解しているか確認しましょう。
- 投資商品の中には、金融関連省庁の規制を受けていない会社が
提供しているものもあります。
その会社が規制されていない場合は、補償制度の対象外となります。
有害な投資を避ける
投資の中には有毒なものもあります。
投資をしてもしなくても、いつでもあなたの資産は狙われています。
高リスクであったり、規制対象のような様々な「うまい話」があります。
なぜ「あなた」にそんな話が来るのか、冷静に考えて判断しましょう。
自分だけの判断だと、こういったハイリスク投資を選んで
マイナスになってしまった…ということが多いのも事実。
お金の誘惑って本当に多いですからね…
私も色々な資産運用法を提案されますが、
絶対に鵜呑みにしないことを心がけてます。
プロのアドバイスを受けて、客観的な判断ができるようにしましょう