こんにちは、MAIMAIです。繁忙期ちょっと谷(またすぐ山 汗)
今日は、投資信託関連のブロガーが選んだFund of the Year2020と、
Morning starが選ぶFund of the Year2020を比較します。
欲しいものが出てきた時、色んなサイトの◯◯ランキングを
参考にする人が多いと思いますが、サイトによって
結構ランキング違いません?
それ、投資商品でも同じです!
なんでこんなに違うのか、最後にまとめますが、
まずはランキング見てみてください。
正直、こんなに違うんだ!というので驚きますよ。
今回チェックしたポイントは以下の通り!
では、始めてみましょう
投資信託ランキング1位は!??
* | ファンド | 運用成績 (1年) | 手数料 | 運用期間 |
---|---|---|---|---|
投信 | eMAXIS slim 全世界株式 | 12.5% | 管理:0.1144% 購入:0% | 2018/10/31〜 |
MS | ベイリー・ギフォード 世界長期成長株ファンド | 88.77% | 管理:1.5895% 購入:3.30% | 2019/01/31〜 |
MS | グローバルAIファンド (為替ヘッジあり) | 100.83% | 管理:1.925% 購入:3.30% | 2017/02/10〜 |
投信…投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year2020
以前一部はご紹介したこともありますが、
Morningstarは投資家が投資信託や株を比較、調査するときに使うサイト。
ファンドランキングなど、比較しやすい方法で情報提供しています。
一方の投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2020は、
投資信託の情報通であるブロガーの方々が投票形式で選んだ、
年に一度発表される投資信託ランキングです
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2020
運用成績
この投資信託はインデックスの商品になっています。
ベンチマーク(参考にする商品)は
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスです。
過去1年は
12.5%
と、昨年のコロナ禍からの株価最高値更新あたりの
良い影響をうまく受けているように見えます!
手数料
さすがインデックス!という手数料の安さです。
0.1144%/年
という運用管理費用はアクティブファンドでは実現できない低価格。
購入時の手数料もかかりませんので、投資家に優しい設計ですね。
組み込み銘柄
- APPLE INC
- MICROSOFT CORP
- AMAZON
- ALPHABET
見事に上位5社はGAFAM(笑)
組み込み銘柄数は2,958銘柄と
これ一つで非常に多くの企業に分散投資できる投資信託です。
私、こういう商品好きです。
ファンドの運用期間
2018年10月31日〜運用スタートと、
海外のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)のような
10年以上の歴史があるファンドではないですが、
ベンチマークにしているMSCI All country world indexは
10年以上の実績があるため、今後も比較的安定した運用が見込めそうです。
さすが投資信託を実際に運用している人たちの
選んだファンドという感じです。
Morningstar Award FUND OF THE YEAR 2020 (国際株式型(グローバル) 部門)
このファンドがMorningstar award fund of the Year2020で1位となったファンドです。
運用成績
直近1年間の運用成績が
88.77%
とても好調なファンドに見えますが、
ここだけみて投資するとちょっと危険かなと思います。
新しい商品のため今後のボラティリティは要チェックですね。
手数料
比較表にも書きましたが、アクティブファンドだけあって手数料が大きい。
投資信託の購入時手数料:3.30%(上限)
運用管理費用:1.6445%程度/年
組み込み銘柄
これはインデックスと比べると雲泥の差ですが、
組み込み銘柄TOP5の合計比率が34.8%となかなかの割合を占めます。
- AMAZON
- TESLA
- TENCENT
- ALIBABA
- ILLUMINA INC
がTOP5なので、APPLEやMicrosoft、Alphabet(Google)が
対象外なのも特徴かなと思います。
おぉ、TESLA!(余談ですが、鬼はTESLA日本上陸の時に株を持ってたみたい。さすがに今日までガチホはしておらず…)
ファンドの運用期間
比較的新しいファンドで、2019年1月31日が設定日です。
正直、10年くらいは運用していないとボラティリティも見えないため、
まだ若いファンドということもあり募集をしたいという意図が見えますね。
ここ大事です。
Morningstar Award FUND OF THE YEAR 2020 (国際株式型(特定地域) 部門)
運用成績
直近1年のトータルリターンは
96.64%
おぉ!
このパフォーマンスはすごいですね!
Morningstarのサイトでもリスクメジャーが5段階中5と
リスクが高い商品として選定されています。
直近3年の年率が32.74%ですが、
2018年は-7.5%、2019年は28.34%となっており、
コロナ禍の好影響をうまく反映させていると思います。
手数料
高い!
運用管理費用は1.925%/年
購入時手数料は3.3%(上限)
となっています。
正直、こんなに取るんだ。。。と思ってしまいました。
AI銘柄は確かにあまり知られていない企業が多いように思いますが、
アクティブファンドともなるとこの手数料が取れるんですね。
組み込み銘柄
目論見書(≒取説?)に記載のある銘柄は
- ROKU INC
- TESLA INC
- SNAP INC-A
- SQUARE INC
- SPLUNK INC
となっていますが、直近の月報では
- ROKU INC
- TESLA
- AMAZON
- APPLE
- SNAP
となっており、上位の銘柄でも入れ替えは行われていそうです。
(すみません。全然存じ上げない企業ばかり、、、)
さすがにテスラやSQUAREは知っていますが、
AI銘柄ともなると、こういった投資先になるんですね。
ちなみに組み込み銘柄数は75社となっており、
分散具合もインデックスファンドとの違いが明白です。
ファンドの運用期間
これまで約4年のファンド運用実績がありますが、
コロナ禍の影響で上昇した銘柄を組み込んでいるようですね。
高い手数料が足枷になってくる可能性があるので、
個人的に中長期の投資で選ぶファンドにはならなそうです。
まとめ
ファンドの紹介サイトなどを見ると、
比較対象が同じようなファンドだったりします。
ですが、評価する人の立ち位置が違うもの同士を比較すると、
その違いが明確になるなと思います。
今回で言うと、
Morningstarに売って欲しいファンドを紹介しているのに対して、
(見返りのない)投資信託ブロガーが忖度なく勧めているファンド、
この違いが明らかになったように感じます。
保険の総合窓口でも、窓口によって勧める商品が違うのと同じです。
裏にどういう意図があるのか、客観的に捉えてみてください。
全世界分散投資の銘柄VTや、
米国の上場株式500社への分散投資S&P500など、
インデックスファンドで自分の比較する軸を決めつつ、
資産形成ができるファンドを見つけられると良いですね