投資の始め方

鬼直伝!ぼったくり投信に騙されないS&P500の選び方

大統領選の影響?コロナの克服??米国が絶好調!!ですが、
最近いろいろなところで目にするS&P500
これから始める人はどうしたらいいの?って方に向けてS&P500をご紹介!

長期積立であればバンガード S&P 500 ETF(VOO)

外貨建てが不安ならSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

国内の生命保険や銀行窓口で買っていたら要注意!
頑張らない投資で資産は育つ!!

長期積立投資向け!S&P500一覧

日本の証券会社各社で買える、S&P500関連銘柄をご紹介!

銘柄純資産手数料騰落率NISA
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド237.4億円0.0938%14.97%
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)2,162.6億円0.0968%15.14%
りそなAM-Smart-i S&P500インデックス2.5億円0.242%未設定
大和-iFreeレバレッジ S&P500163.8億円0.2475%15.11%
農林中金-NZAM・ベータ S&P5000.28億円0.264%未設定
iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)※※234,694百万米ドル0.04%19.74%
バンガード S&P 500 ETF(VOO)※※177,610百万米ドル0.03%19.70%
SPDR ポートフォリオ S&P500 ETF(SPLG)※※7,570百万米ドル0.03%19.96%
表は手数料の安い順で作成。(外貨建て除く)
※はSBI証券のみで購入可能 その他は複数証券会社で購入可能
※※外貨建てで購入可能、注文あたり手数料が別途0.45%程度必要
・騰落率は1年間の数値を記載。1年未満のファンドは未設定。全て2020年12月8日時点

■S&P500とは

海外のS&Pが提供している指標です。
一般的にS&P500といわれるものは、S&P社が発表している米国の代表的な
500銘柄を加重平均にした、時価総額加重平均型株価指数です。

このS&P500の指標で有名なのはこの言葉

私から管財人へのアドバイスは、これ以上ないくらいシンプルです。それは「現金の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンド(ヴァンガードをお勧めします)に投資すべし」というものです。この方針に従えば、管財人の長期的な運用成績は、年金ファンドであれ、機関投資家や個人投資家であれ、高い報酬を払ってファンドマネジャーを雇っている大半の投資家の成績よりも高くなると考えています。

ウォーレンバフェットから妻への遺言(2013年の株主に宛てた書簡より)

かの有名なウォーレンバフェット氏が、奥さんに残した言葉。
投資の神様もこの指標を重用していることが分かりますね。

そんなS&P500の中身はどのような企業が銘柄となっているのでしょう。
S&P社のサイトから、トップ10の企業をピックアップしてみました!

銘柄シンボル業界
Apple Inc.AAPLInformation Technology
Microsoft CorpMSFTInformation Technology
Amazon.com IncAMZNConsumer Discretionary
Facebook Inc AFBCommunication Services
Alphabet Inc AGOOGLCommunication Services
Alphabet Inc CGOOGCommunication Services
Berkshire Hathaway BBRK.BFinancials
Johnson & JohnsonJNJHealth Care
JP Morgan Chase & CoJPMFinancials
VISA IncVInformation Technology
S&P Dow Jones Incサイトより作成 2020年12月8日時点
https://www.spglobal.com/spdji/en/indices/equity/sp-500/#data

今や、誰でも知っているGAFAMを筆頭に、
超一流企業がずらり。

個別に買うと、1株あたり数十万円する銘柄もあり、
バランスよく買うのは困難です。

それを解決するのが投資信託やETFで
主要銘柄の詰め合わせを買う方法。
初心者にも優しい始め方だと思いますよ!

投資信託やETFごとに、微妙に各社の株の買入比率が異なるため、
業績の良し悪しに影響があります。
最近の調子が良くても、長期では誤差の範囲になる可能性もありますので、
手数料や税金など、運用成績に大きな違いが出る分野で比較しましょう。

投資信託に関わる人たち

投資信託やETF(上場投資信託)は、
S&P500に限らずこんな構造になっています。
実際の運用には、投資家のほかに3つのプレイヤーが出てきます

  • 委託者:S&Pの指標に沿った株の詰め合わせを作っている企業のこと
  • 受託者:委託者が作った商品を実際に資産を保管・管理しています。
    主に信託銀行とかがこれに当たります
  • 販売者:投資家の窓口として、委託者作った商品を、
    投資家に対して販売する役割の他、分配金などの調整を行います。

これらの方々が、証券会社などによって同じ商品でも
いろいろな組み合わせで登場してきます。
トマト買うのにも、スーパーや八百屋、
オサレなオーガニックショップがあるのと一緒ですね。

モノが良ければいいのですが、同じものを買うのに
「有名」や「安心」を謡ったような窓口で買うと、
ぼったくりのように手数料が違うというのが現状です。

■S&Pの5つの買い方

購入方法メリットデメリット
日本の証券口座から購入手軽にスタート可能配当金の再投資できない
NISA、iDeCoで購入非課税途中解約NG※
生命保険組み入れファンド年末調整で優遇途中解約だと不利な返戻金
海外の証券口座で購入手数料が格安海外送金や納税管理が煩雑
海外の保険で購入元本確保型などの商品あり途中解約で手数料が引かれる
※ジュニアNISAは途中解約の制限がなくなるとの方針により、途中解約は2023年以降OKです

それぞれの買い方にメリット・デメリットがあります。
王道からあまり知られていない方法まで多種多様な方法があるので、
自分の資金の目標や予定に合わせた買い方を考えてみてください。
迷ったらアドバイザーを活用するのも良いと思いますよ!

■手数料の豆知識

いろいろ仲介業者を通さずなるべく手数料安いほうがよい!
これはなんでも一緒ですので、一覧も手数料順に載せています。

生命保険などで海外株投資をする方も多いと思いますが、
実は「ものすごく手数料高い」です。
もう一度いいます。

実は、ものすごく手数料高いです。

この手数料、どの程度影響があるかというと、
その投資信託から資金が流出してしまうほどです。

世界最安値のファンドと日本のファンド、
実際のファンドの中身はほとんど変わらないにも関わらず、
信託報酬は10倍くらい違います

さらに保険会社の手数料が加わる生命保険では・・・

なのに、なぜかパンフレットを見て「お得」と感じてしまいますよね。
生命保険の説明時、比較する相手が普通預金利率(0.001%)だったり、
会社の信用とかいろいろな理由をつけたくなりますが、
残念ながら我々投資家の視点では、とても不利な選択肢なんです。

見直すなら、お早めに・・・

■まとめ

今回は、最近よく話題に上るS&P500についてまとめてみました。

今回ご紹介した以外にも、日本からは直接購入しづらいけど、
非常に優秀な成績を残しているファンドや投資信託も、
世の中には沢山あるんですよ!

投資商品のチェックに合わせて、どんな購入方法があるのか
手数料はどこが安いの?なんて視点でも検討してみてください。
これから始める方は、マネーの知識、つけちゃいましょう!