お子さんがいるご家族では、将来的にかかる費用や、子どもに残してあげたい気持ちをどこかでお持ちかと思います。
将来的に子どもがスムーズに生活をできるように、もしくは高校、大学と学生生活を不自由なく過ごして欲しいなど、思いを実現するための方法をいくつかご紹介させていただきます。
子どもの貯金口座と貯金の選択肢
子どもに代わって銀行や証券口座を開設することができます。ある程度の年齢になったら、自分でお金を管理できるように任せてみても良いかもしれません。
また、楽天銀行などでは、子ども用の口座を作る時に「お祝い金」の形で1,000円のボーナスをプレゼントする企画もあります。
親権者が代理で手続きをすることもOKで、学費など固定で考えている費用を貯めるには良いかもしれません。
通常の預金のほか、定期預金もあるようです。地方銀行では独自のサービスとして、子ども積立口座やスーパー教育ローンの金利優遇などが存在しています。※利率は0.002%など、えげつない利息ですが。。
大手都市銀行よりも、ネット銀行や地方銀行の方が有利な条件があるように思います。
最近では、初回の入金時に「誕生日」、「身長」、「体重」の金額分その口座に振り込んで記録を残したりするのが、銀行の公式サイトに書いてあったりするんです。
公式のサービスとしてOKなんですね。
15歳以上のお子さんでは住信SBIネット銀行の開設も、引き出し無料回数があったりと、ネットの強みを活かせる選択肢もぜひ比較してみてください。
比較して紹介しているサイトでは、すべてのサイトで同じ結果が得られるわけではありませんので、メリット、デメリットを複数のサイトを見比べてみると良いと思います。
貯金箱
一番身近なのは、やっぱりこれですよね。貯金箱。
でも、お金がおもちゃとは違うこと、大事に保管していないと兄弟に取られちゃうことをしっかりと勉強するのに実は貯金箱って大事なんです。
いくら貯まったの?なんて会話もありますが、足し算引き算が必要ってことも理解できますし、海外のお金があれば世界の広さなんていうことも勉強できるかもしれませんよ?
定期的なお小遣いも、貯めるのは大変で使うのは一瞬!でも欲しいもののために貯金をしなくちゃいけないっていう大事な基本的な知識は、実体験が一番だと思います。
これは、金額の多寡はあまり関係なくて、100円でも学べることはたくさんあるんです。お金の収集家に育てたいわけじゃないので、しっかりと「増やし方」「貯め方」「守り方」「使い方」の勉強をサポートしてあげられると良いですね!
ジュニアNISA
子どものための貯蓄については、以前学資保険は危ないというを書きましたが、
もし子ども向けの運用をするのであれば、今ならジュニアNISAが良いかもしれません。
運用益が「非課税」っていう積立運用にとって大きな足かせになっている税金がかからない大きなメリットがありますよ!
しかも、これまでジュニアNISAは「18歳まで引き出せない」っていう最悪の縛りがあったんです。その結果、ジュニアNISAは他に比べて超不人気だったんです。
- NISA口座:約1,200万口座
- 積立NISA口座:約244万口座
- ジュニアNISA:約38万口座
その結果、2023年にジュニアNISAは廃止になることが決定したのですが、
その影響で「18歳まで引き出せない」っていう制限が撤廃!!
年間80万円まで、子ども名義の非課税口座が作れるんです。
2023年までなので、80万円×4年=320万円の非課税口座は、お得だと思いますよ。
18歳になったら通常のNISA口座を開設できるので、子どもにそのまま資産を残してあげることができると思います。
15年程度の中長期であれば、極力経費率の低いS&P500などを選ぶと良いと思います。
子どもの年金
貯蓄とは少し違いますが、20歳になると国民誰もが支払うことになる「国民年金保険料」ってありますよね?
実は、親が子どもの分の年金保険料を支払うことで、社会保険料控除を受けられるってご存知ですか?
私は「学生納付特例制度」を利用して納付を後回ししてしまったのですが、実は親が支払うと親の社会保険料控除とすることができ、年末調整などで納税額を減らすことができます。
将来的に子どもが支払うことになるお金ですので、選択肢の一つとして考えてみるのはいかがでしょうか。
資産を増やすというよりは支出を減らす方法として考えてみても良いと思います。